化粧品開発とはどういう仕事?
化粧品を作る仕事になりますが、品質を管理したり、新しい化粧品を開発したり、化粧品について専門的知識が必要な仕事です。
これまで作られ消費者が利用している商品や他社が販売している人気商品などを比較し、良い点を活かしたり、工夫するなどして新しいメイクアップ商品を作り出します。
【参考】
化粧品開発のお仕事|業界と職種紹介|キワメ先生の進路相談室│理系の就職情報サイト
製品がより質の高いものとなるように、また安全性を高くすることも必要となるので、様々な知識が必要です。
化粧品はいろいろな成分を利用することになるので、薬事法などについての知識も必要となるのです。
化粧品開発の仕事の流れとは
先ず市場調査を行い、どういった商品が売れるのか、求められているのかを調査します。
情報収集は売れる化粧品を作るために必須です。
その後、集めた情報をもとにターゲット層を決めて商品のコンセプトを決めます。
商品作りが開始されると、1つの商品に3つくらいの試作品を作り、時に10回プロトタイプを作って、市場に出したときに最も売れる商品を作っていくのです。
実際に商品にできるところまで来たら、臨床試験のため、モニターアンケートを摂ったり、試験を行う、また第三者機関のチェックなども行います。
その後、容器のデザインなどが最終的に決まり生産ラインにのっていくことになるのです。
化粧品開発になるためにはどうすればいいのか
化粧品開発になるためには、通常、短大、専門学校、大学などで学び化粧品関連企業に就職、その中で開発の業務にたずさわるという流れになります。
ただこの化粧品開発という仕事に就くために、持っていなければならない資格はないのです。
ただ専門的知識を持っていること、それを証明することも必要となってくるので、危険物取扱者乙種4類や、国内化粧品管理人、上級・中級バイオ技術者認定試験などの資格を持っていると有利になります。
公式資格などがないので誰でもこうした仕事につけると思っている方もいますが、医学、化学の知識を持っていないと、化粧品会社に入っても開発部門に入ることは難しいのです。
そのため、こうした知識を持っている証明となる資格を取得するといいと思います。
幅広い知識が必要
化粧品会社に入り開発部門などで、新しい化粧品を作る仕事に就きたいと初めから思っている人は少ないと思いますが、この仕事は細胞科学や皮膚科学などの知識が必要です。
そのため、高校から上の学校に進学するときには、何かを作る仕事に就きたい等、漠然と将来の予測が必要になります。
早くからこういう化粧品を作る仕事をしたい等、将来の希望を持っていると若いうちからしっかりと必要な勉強ができ、資格取得を考える事もできるのです。
特にこうした化粧品開発のような専門的知識が必要な場合、大学などで特化した勉強をしておく方がいいと思います。
年収はどのくらいなのか
化粧品開発の仕事についてどのくらいの年収があるのかというと、平均全世代で400万くらいです。
ただ、その年周は非常に幅広く、経験と実績を積むことで700万以上の年収になる方もいます。
20歳前半、就職したてで300万くらい、40代以上になると550万以上といわれているので、年齢と共にしっかり年収が上がっていく職業です。
40代以上の方の場合、中には1000万以上という年収の方もいます。